【時論】北朝鮮のICBM挑発と「宇宙開発戦略処」新設公約
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.05 11:16
北朝鮮が先月成功裏に発射したと主張する新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)の火星17型は最大高度が6248.5キロメートルだった。米国、ロシア、中国もしていない高高度分野の発射で世界記録を立てた。北海道西側の日本の排他的経済水域(EEZ)にミサイル弾頭部分が落ちると日本列島が驚いた。
北朝鮮のミサイル能力は米国本土を打撃できるほどますます高度化している。このような技術進歩は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が陣頭指揮している。そういえば米国の宇宙開発はジョン・F・ケネディ大統領が先導し、中国は毛沢東主席が、日本は中曽根康弘首相が主導した。
韓国の気象衛星「千里眼」を700億ウォンという大金を得て代理で打ち上げたフランスの宇宙開発もシャルル・ドゴール大統領が礎石を積んだ。振り返ってみれば宇宙大国のいずれも最高指導者の意志と信念が反映された強力なリーダーシップがあったので可能だったという歴史的事実を確認することになる。