【社説】葬儀場・火葬場大乱、なぜ放置しているのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.01 15:57
韓国では新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)による死亡者と重篤患者が急増する中で、棺桶・安置室不足が連鎖的に葬儀場・火葬場不足に繋がっている。政府が「韓国のコロナ防疫成果は世界が認めている」と自画自賛する間、民生現場では惨憺たる状況が続いている。K防疫自体が巨大な棺に閉じ込められた局面だという指摘まで出ている。
中央防疫対策本部によると、国内のオミクロン流行は先週ピークが過ぎて感染者は減少に転じた。だが、感染者急増の影響で死亡者と重症患者の数は増加の一途だ。31日の重篤患者数は1315人で歴代最多を更新した。この日、死亡者は375人に達した。累計コロナ死亡者1万6230人の半分に近い8000人余りが今年3月の1カ月間に集中した。医療スタッフ不足など間接被害で亡くなる「超過死亡者」数も急増した。防疫当局は「重篤・死亡がピークに近づきながら一日500~600人台の死亡者発生が2~3週間持続し、一日最大1000人発生する可能性がある」という専門家の懸念を傾聴し、防疫対策を用意しなければならない。