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SKハイニックス「孫正義のARM買いたい」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.31 07:20
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SKハイニックスが世界的な半導体設計専門企業であるARMを共同で買収することを検討していると明らかにした。サムスン電子に続き世界2位のメモリー半導体企業からファウンドリー(半導体委託生産)、設計分野へと積極的に事業拡張を模索しているとみられる。

SKハイニックスの朴正浩(パク・ジョンホ)副会長は30日、京畿道利川(キョンギド・イチョン)のSKハイニックス本社で開かれた定期株主総会を終えた後取材陣の質問に「ARM買収に向け他の企業と共同で投資することを議論している」と話した。続けて「ARMは1社で買収できる企業ではないと考える。戦略的投資家とともにコンソーシアムで買収することを検討中」と付け加えた。

 
朴副会長は2日前の28日のSKスクエア定期株主総会でもARMに対する関心を示した。会社の投資方向を紹介する席で朴副会長は「ARMも買いたい」と言及した。米国を中心に中国や欧州などが「半導体覇権戦争」に出る中でSKが大型買収を通じて市場競争力を拡大するという意味とみられる。特に朴副会長はハイニックス半導体(現SKハイニックス)とADTキャップス、東芝メモリー事業部(キオクシア)などを相次いで買収し、「買収の勝負師」と呼ばれる。

ARMは英国に本社を置く半導体設計企業(ファブレス)だ。サムスン電子やアップルなどが開発・販売するアプリケーションプロセッサ(AP)半導体の核心技術を多数保有している。モバイルチップ設計分野でシェアが90%、タブレット設計分野でも85%に達する。大株主は孫正義会長率いるソフトバンクだ。

これに先立ち米エヌビディアが2020年9月から400億ドルを投じてARM買収を推進したが、欧米の競争当局によりブレーキがかかり先月に取引は最終的に失敗に終わった。SKハイニックス関係者は「(ARM共同買収を)他の半導体企業とともにすることになるのか、投資専門会社とコンソーシアムを構成することになるのかなど具体的な事案は決まっていない」と話した。



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