文大統領が5年執着した韓半島平和プロセスに「死亡宣告」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.25 07:11
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は先月10日、韓国メディア「聯合ニュース」および世界7大通信社と合同で行った書面インタビューで「大韓民国大統領として(2018年9月19日に)史上初めて平壌(ピョンヤン)綾羅島(ヌンラド)競技場に集まった15万人の平壌市民前で演説したことは南北関係で最高の場面だったと評価したい」と話した。だが、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は24日、2018年4月宣言した核実験・ミサイル試験発射モラトリアム(猶予)を3年11カ月で破棄し、さらには大陸間弾道ミサイル(ICBM)にまで手をかけた。任期末まで韓半島(朝鮮半島)平和プロセスを活かそうと努力した文大統領にこれ見よがしに「レッドライン」を越えた。
文大統領はこの日午後、自ら緊急国家安保会議を主宰した。青瓦台(チョンワデ、大統領府)は文大統領が会議で「今回の発射が金正恩国務委員長が国際社会に約束したICBM発射猶予を自ら破棄したものとして、韓半島と地域、そして国際社会に重大な脅威をもたらし、国連安全保障理事会決議に明らかに違反した」と強調し、強く糾弾した。文大統領が自ら北朝鮮を「強く糾弾」したのは2017年11月の「火星15型」試験発射以来となる。