鄭義宣「インドネシアはヒョンデの未来モビリティ核心拠点」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.17 10:29
ヒョンデ(現代自動車)がインドネシアに東南アジア地域で初の自動車生産拠点を構築した。日本企業が掌握している東南アジア市場で構造変化を模索する構想だ。ヒョンデは16日、インドネシアのブカシ市デルタマス工業団地にあるインドネシア工場の竣工式を開催した。工業団地内に77万7000平方メートルの敷地規模で造成され、年間25万台の自動車生産が可能だ。ヒョンデは2025年までに製品開発費と工場運営費などとして15億5000万ドル(約1835億円)を投じる計画だ。
インドネシア工場はエンジンと艤装、塗装、プレス、車体工程だけでなく、モビリティイノベーションセンターなどを備えた。首都ジャカルタから40キロメートル、東南アジアの海運ハブであるタンジュンプリオクから60キロメートルの距離に位置し、内需販売と域内輸出に有利だ。ヒョンデはこの日現地工場で電気自動車「アイオニック5」の量産を始めた。アイオニック5はインドネシアで初めて生産する電気自動車ブランドだ。アイオニック5は11月にインドネシアのバリで開かれる主要20カ国(G20)首脳会議でジェネシス「G80」の電気モデルとともに公式車両として支援される予定だ。インドネシアのジョコ大統領はこの日の行事で「インドネシアで初めて生産した電気自動車アイオニック5の量産を祝う。アイオニック5はインドネシアの電気自動車発展の重要な里程標になるだろう」と話した。