【コラム】ウクライナ戦争と韓国の対応(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.15 14:37
◆新冷戦構図に向かう可能性も
しかし今回の事態の今後の流れはいくつかの変数によって左右するだろう。1つ目、プーチン大統領の独特の歴史観と世界観、そして合理的な意思決定の有無だ。プーチン大統領は現在、北朝鮮の「瀬戸際戦術」を再現しているようだ。2つ目、キーウ死守を含むウクライナの抵抗が持続するか、ロシアの要求条件を受け入れるかがカギになる。
3つ目、西側のウクライナ軍事支援の強度が戦争の勝敗を左右する。米国とNATOはまだ軍事的介入に一線を画している。しかし偶発的な状況が発生すればNATOが直接参戦するかどうかが重要な変数となる。4つ目、中国の立場と役割だ。中国が積極的に仲裁したり、ロシア経済制裁に参加するかも重要だ。中国とロシアが密着すれば、新冷戦構図に向かう可能性がある。