韓国、結婚しても子どもを産まない…「対婚姻比出生率」も過去最低
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.15 08:02
過去最低水準である韓国の「対婚姻比出生率」が今後さらに低くなるものと予想された。すでに結婚件数が史上最低に墜落した中で、結婚をしても子どもを産まなかったり少なく産んだりする傾向が深化しているということだ。赤ん坊のなき声を聞くことはますます難しくなるものとみられる。
14日、統計庁の「将来人口推計」によると、今年韓国の対婚姻比出生率は1.3となった後、2025年1.23まで低くなるものと予測された。これは結婚した40歳未満の女性が平均的に1.23人の子どもを産むという意味だ。一人の女性が妊娠可能な期間(15~49歳)に産むと期待される平均出生数を指す「合計特殊出生率」とは違う概念だ。2012年1.65だったこの比率は2020年1.27まで下落した後、翌年反騰の兆しが現れたが、その後下がり続けるものと予想された。
これは結婚が遅れて子どもを産む年齢が高まり、結婚をしても出産を遅らせる傾向が深まっているためと分析される。実際、昨年第1子を出産した母の平均年齢は32.6歳で、前年より0.3歳上がった。20年前に比べると4.6歳、10年前に比べると2.3歳上昇した。