第２０代大統領当選者の尹錫悦（ユン・ソクヨル）氏が駐韓中国大使、駐韓米国大使代理を相次ぎ面会して外交に本格的に出る。

尹氏は１１日午前、汝矣島（ヨイド）の国民の力中央党事務所でシン海明駐韓中国大使の表敬訪問を受ける。この席でシン大使は習近平中国国家主席の祝電を伝えるものとみられる。

午後には当社でクリストファー・デル・コルソ駐韓米国大使代理に面会する。現在、駐韓米国大使は１年以上空席で、コルソ公館次席が昨年７月から大使代理職を務めている。尹氏は前日明け方、当選受諾の対国民感謝の挨拶をして約５時間後にジョー・バイデン米国大統領と２０分間電話会談を行ったことがある。

一方、韓米連合司令官と国連司令官を兼ねているポール・ラカメラ在韓米軍司令官は尹氏の対北朝鮮政策に関連して良い兆しが見えるとして期待感を示した。ラカメラ司令官はこの日、米上院軍事委聴聞会に出席して「尹当選者が北朝鮮と中国に関してもう少し強硬なアプローチを取っているようだ」という質問にこのように答えた。

同時に、大統領職引継ぎ委員会が構成されれば、接触して尹氏が選挙期間に言及した内容について意見を聞き、韓国防御と領域内安定維持に引き続き前進できることを期待すると述べた。また「これは非常に良い兆しを見せている（ｐｒｏｍｉｓｉｎｇ）ようだ」とした後、「守陣営で見たすべてのものと彼のアプローチ、国防に関する焦点などがそうだ」として実行過程については見守る必要があると明らかにした。