韓国、急増する新型コロナ感染…陰圧施設不足で1級感染病から解除検討
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.11 07:13
韓国の防疫当局が新型コロナを1級感染病から解除して段階を下方修正する方針を検討している。感染者が急増しているうえに、オミクロン株の変異が次第にインフルエンザに近い症状を見せ、効率に対応するためだ。10日0時基準で新規感染者は32万7549人で、2日連続で30万人台だ。
防疫当局関係者は10日「新型コロナを1級感染病から解除する一方で、2~4級の中でどれにするか、いつ下げるかを検討している」とし「オミクロン株の流行が頂点を過ぎてから解除する方針を有力に検討している」と話した。
法廷感染病は感染力・致命率、集団発病の懸念などを考慮して1~4級に分かれる。新型コロナは中東呼吸器症候群(MERS)・重症急性呼吸器症候群(SARS)・エボラ出血熱・ペスト・炭そ病などとともに1級に分類される。インフルエンザは4級だ。1級感染病は、発生、または流行後に直ちに申告する必要があり、陰圧隔離のような強い水準の隔離が必要だ。2級(ハシカ・結核など)は24時間以内に申告し、陰圧施設ではないところに隔離してもかまわない。4級(梅毒・手足口病など)は7日以内に申告する。