85年前もこうして住処を追われた…代を継ぐウクライナ高麗人の悲劇
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.09 08:30
「母から聞いた時は昔話でしかないと思っていたのに…」
ウクライナ人のジャン・パーベルさん(38)は7日、深いため息を吐いた。ウクライナ・オデッサにいる息子のオスカルくん(15)が5日、避難を始めた瞬間について話をしながらだ。オスカルくんは祖母と叔母とともにルーマニアの国境を越えた。故郷に伝えられた脱出の便りに韓国の父親は胸が張り裂けそうだと話した。パーベルさんは「子どものころ、母が話してくれた祖母の痛みが脳裏に浮かんだ。教科書にでも出てきそうな話が、私たち家族の元にもやってきたようだ」と涙で目を真っ赤にした。