『韓国の不幸な大統領』著者が次期大統領に呈する苦言(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.05 08:46
5日後には大韓民国の第20代大統領が決まる。1987年の民主化以降、国民の手で直接選ぶ8人目の大統領となる。これまで歴代大統領に対する評価は好意的ではなく、末路が不幸な大統領も数人いた。こうした悪循環の断ち切って成功した大統領と評価される指導者を輩出する時になったという国民の素朴な望みは実現するのだろうか。どうすれば成功した大統領に近づくことができるのだろうか。与野党を問わず次期大統領が必ず解決すべき国家的な課題は何か。
こうした問いに関する知恵を求めて羅鍾一(ラ・ジョンイル)嘉泉大学客員教授に会った。元老政治学者としての理論的知識と共に、金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で大統領安保補佐官、国家情報院次長、駐日・駐英大使を務めながら実務知識を兼ね備えた羅氏は、歴代大統領の失敗の原因を分析した『韓国の不幸な大統領』という著書を出している。
--10日に大統領当選者が助言を求めてくればどんな話をするのか。