【時視各角】一票の重みが増す「ひどい大統領選挙」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.03 14:11
「1987年体制以降8回目の大統領選挙となるが、今回のように墜落した選挙は初めて見る。国家経営のビジョンどころか、ネガティブキャンペーンだけで勝つと思っている。時代の精神は見られず、葛藤構造をどう解消するかは全く考えていないようだ。グローバル体制のバリューチェーンが変わるが、どのように我々の位置を固めて発展させるのかという概念もないようだ。だから選挙がこのようになってしまった」 (金鍾仁・元国民の力非常対策委員長)
「全世界がデジタル革命、ニューノーマルのために忙しく動いている。今回の大統領はこの時代的な転換期の責任を負わなければならないが、未来に関する談論が一つもない。本当に残念だ。指導者が国民と変わらない。指導者は高くて広い視野で前を見ながら警告し、予告しなければいけない。時代の精神の議論がないのは話にならない。候補らのレベルが低い」(尹汝雋・元環境部長官)
今回の韓国大統領選挙に対する両元老の言葉は痛烈だった。批判が激しかった。先月28日、電話の向こうから聞こえる声はトーンが高まったりした。非好感大統領選挙、憂鬱な大統領選挙という表現で始まった選挙は終盤までそこから抜け出せなかった。