金正宙氏かわいがった孫正義氏、しばらく言葉続けられず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.03 13:03
「そんなにつらかったなら話してくれたらよかったのに。風の国でゆっくり休みなさい」。金正宙(キム・ジョンジュ)ネクソン創業者の師で彼をかわいがっていた韓国科学技術院(KAIST)のイ・グァンヒョン総長は2日、悲痛な心情を込めてフェイスブックにこうした追悼文を投稿した。
故人と長い間交流してきたソフトバンクグループの孫正義会長は衝撃の中でしばらく話ができなかったという。会社関係者は「孫会長は彼をオンラインゲームの開拓者として尊敬し、金正宙氏は重要な意思決定を下す時ごとに孫会長に連絡して助言を求めるなど深い信頼関係を維持してきた。知らせを聞いた孫会長は言葉を続けることができずとても悲しんだ」と伝えた。
死去の知らせが伝えられたネクソン創業者の金正宙氏に対する追悼が続いている。故人は後輩創業家に助言を惜しまなかっただけでなく、直接初期投資家になったりもした。ネクソン出身でヒットコンテンツ「サメのかぞく」を製作したピンクフォンカンパニーのキム・ミンソク代表は2日、フェイスブックに「(故人が)2013年にピンクフォンカンパニーに初めて投資された。投資金を100倍にしようとしたがようやく60倍になった。100倍になれば約束を守ったと自慢したかったのに…」と残念がった。ハッシュド共同創業者のキム・ソジュン氏も「みんなが仮想通貨を『詐欺』と酷評した時期からいつも好奇心いっぱいのまなざしで暖かく迎えてくれ話を聞いてくれた方。ハッシュドが初めてベンチャーキャピタルファンドを始める時も物心両面で支援してくれ大きな支えになった」と話した。