金正宙創業者死去、時価総額24兆ウォンで韓国ゲーム最大手のネクソンどこに
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.02 08:32
ネクソン創業者の金正宙(キム・ジョンジュ)NXC会長が死去しネクソンの未来に関心が集まっている。
金会長は2005年に会社を持ち株会社体制に転換した。持ち株会社であるNXCのひとつの軸としてゲーム事業を置き、同時に内外の有望企業に投資した。昨年末基準で故人がNXC株式の67.49%を、配偶者であるユ・ジョンヒョン監査が29.43%を保有しており、2人の娘がそれぞれ0.68%を持つ。夫婦所有の個人企業ワイズキッズの持ち分まで合わせると金会長と家族がNXCの株式の100%を持つ。昨年のフォーブス基準で金会長の財産は約12兆ウォンだった。
金会長夫妻が支配するNXCは「ネクソンジャパン」とも呼ばれるネクソンの株式47.4%を保有し、その傘下にネクソンコリアがある構造だ。東京証券市場に上場されたネクソンの時価総額は1日基準で約24兆ウォン(約2兆2984億円)。金会長はネクソンの経営をオーウェン・マホーニー代表と理事会に任せ投資活動に専念してきた。昨年売り上げ2兆8530億ウォンに達する韓国ゲーム最大手ネクソンコリアの事業にも金会長は直接関与していないが、大型の投資で未来の方向性を提示する役割をしてきた。1月にネクソンがマーベルの映画『アベンジャーズ』を監督したルッソ兄弟が設立したハリウッドの映画制作会社AGBOに5億ドルを投資したのが代表的だ。ネクソンは世界市場で成功するほどのゲーム知的財産(IP)を育成して映像と結合しコンテンツ生態系を育てようとしていた。