「ゼレンスキー大統領・ボクシング兄弟暗殺特命」…ロシアが送った傭兵部隊がキエフ潜入
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.01 16:08
ロシアのプーチン大統領の秘密兵器「ワグナー(Wagner)軍団」に下された特命はゼレンスキー・ウクライナ大統領の暗殺だった。英タイムズは28日(現地時間)、「ロシア民間軍事企業(PMC)ワグナーグループに雇用された傭兵400人が『ゼレンスキー大統領を含むウクライナ核心人物23人暗殺』指令を受け、ウクライナの首都キエフで活動している」と伝えた。
23日のニューヨークタイムズ(NYT)によると、ワグナーグループ所属の傭兵300人はウクライナとの全面戦争の土台を作るため、まずウクライナ東部ドンバスのドネツク・ルハンスク地域に進入した。しかしタイムズによると、ワグナー傭兵は当初の報道より多い2000-4000人ほどが1月にウクライナに入ったという。このうち400人はウクライナ北側のベラルーシを通じてキエフへ向かった。
キエフに配置されたワグナー傭兵400人の任務はロシア軍を首都に導く一方、ゼレンスキー大統領をはじめ政府高官とビタリ・クリチコ・キエフ市長とその弟ラジミール・クリチコ氏など計23人を暗殺することだ。クリチコ兄弟はプロボクシング史上初めて兄弟が同時にヘビー級世界チャンピオンになったウクライナの「ボクシング英雄」だ。兄は戦争勃発後、キエフ市民の安全の責任を負っていて、弟は予備軍に加入した。兄弟はともに最前線で国民を引っ張る象徴的な人物だ。