文大統領、三一節記念式で「臨時政府の偉大な遺産…韓日協力は現世代の責務」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.01 13:43
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が三一節(独立運動記念日)記念式に出席し、「コロナ危機の中で国際秩序が揺らいでいる」とし「力で覇権を握ろうとする自国中心主義が台頭し、新冷戦の懸念も強まっている」と述べた。ウクライナを侵攻したロシアに迂回的に言及しながら覇権主義の問題を指摘し、事態の平和的解決を促すメッセージとみられる。
文大統領は1日、ソウル西大門区(ソデムング)の国立大韓民国臨時政府記念館で開催された第103周年三一節記念式で「過去100年間、我々は三一独立運動と臨時政府が夢見た民主共和国を実現させた」とし「三一独立運動と大韓民国臨時政府は先祖が我々に譲り渡した偉大な遺産だ」と述べた。
そして「我々は民主共和国の大韓民国の根を決して忘れない」とし「植民地と戦争を経験した貧困国の大韓民国は、清渓川(チョンゲチョン)の小さい作業場で、ドイツの慣れない炭鉱と病院で、砂漠の焼き付ける日差しと全国各地の産業現場で国民一人一人が流した汗で先進国になった」と強調した。