韓国より感染者少なくピーク過ぎたが…日本、一日コロナ死亡者300人「警告灯」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.25 10:14
韓国よりも先にオミクロン株の拡散を経た日本で、最近新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の死亡者が300人を超えて警告灯が灯った。2月初めに新規感染者10万人を記録してピークをつけた後、減少に転じたが、今週に入って死亡者が急増している。専門家は、日本と直接的な数値の比較は難しいと前置きしつつ、韓国も近くピークをつけた後、日本と似たようなパターンを示す可能性があると指摘した。特にオミクロン株の致命率がデルタの4分の1程度だと言っても、絶対感染者数の増加によって重症患者が大幅に増える可能性があり、備えが必要だと助言した。
日本で一日の最多感染者が発生したのは今月5日だ。厚生労働省はこの日、新規感染者が10万5616人報告されたと明らかにした。1月22日に5万人台を記録してから14日間でダブルとなった。この日ピークをつけた後、現在まで感染者数は減少傾向にある。21日には5万人台、23日には8万人台の感染者が報告されている。
一部では日本が10万人台をピークに減少に転じたことを巡り、すでに17万人の感染者が報告されている韓国に比べて相対的に防疫体制が整っていたのではないかという主張もある。だが、防疫専門家は新規感染者数だけを見て比較するのは難しいと指摘した。PCR検査件数から両国が顕著な違いを示しているからだ。日本の一日のPCR検査件数は2月初めに20万件、現在は10万件前後にすぎず、一日40万~80万件に迫る韓国とは大きな違いがある。嘉泉(カチョン)大学医学部予防医学科のチョン・ジェフン教授は「正確に予測することはできないが、日本政府の発表より実際の感染者はもっと多いのではないかと予想される」と説明した。