中国外交部長、露外相と電話会談で「合理的な安全保障に対する懸念は理解」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.25 08:51
中国の王毅外交部長が24日、ウクライナを侵攻したロシアに対して「安全保障に対する合理的な関心を理解する」という旨で発言した。
中国外交部によると、王部長はこの日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相との電話会談でこのように話した。
ラブロフ外相は王部長に「米国とNATOが約束を破って東進し、新ミンスク合意の遵守を拒否して国連安保理第2202号を違反した」とし「ロシアはやむを得ず自国の権利を守るために必要な措置に出るしかない」と主張した。
これを受け、王部長は「中国は一貫して各国の主権と領土保全を尊重する」として「ロシアの合理的な安全保障に対する懸念を理解する」と話した。
また、王部長は「中国は必ず冷戦的思考を捨て、対話と交渉を通じて最終的にバランスが取れて効果的かつ持続可能な欧州の安保体制が形成されるべきだ」と述べた。
これに先立って、中国外交部の華春瑩報道官はこの日、定例ブリーフィングでロシアの行為を侵略行為、または国連憲章違反に見なすかとの質問に即答せず「(ウクライナ問題は)複雑な歴史的背景と経緯があり、今日の状況は各種原因がともに働いた結果」と話した。
華報道官は「安全保障はともに協力してこそ持続可能なことであり、当然尊重されるべきこと」とし「中国は各国が平和の門を閉ざさず、に、対話と交渉、談判に向けて努力して情勢がこれ以上悪化しないことを願う」と説明した。