【コラム】プーチンはウクライナ占領より米国とNATOのまひと屈服を狙う(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.16 15:48
米国はロシアのウクライナ侵攻が迫ったとみて、外交的・軍事的対応に動いている。ロシアがウクライナに侵攻する場合、どのような形の戦争になるのだろうか。ドイツのドイチェヴェレ、フランスのフランス24など国際放送と英BBC放送、ドイツ紙ビルトなどを総合し、匿名を求めた西側軍事・情報専門家への取材などに基づいてロシアの思惑を探った。
戦争はすでに始まった。米国と西側諸国はロシアを相手に指導者訪問や通話などで激しい外交戦を繰り広げた。このほか、相手の意図と動きを読む情報戦、フェイクニュース・情報で相手の誤った判断を誘うミスインフォメーション戦・欺まん戦、世論を有利に導く宣伝戦・心理戦など多様な水面下作戦もしてきた。
ロシアがウクライナを屈服させようとする目的は何か。戦略的には、国際秩序を改編してロシアが世界の運命を左右する強大国の地位に復帰することが挙げられる。経済力で規模を拡大してきた中国だけでなくロシアも尊重してほしいという要求も込められた。