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【社説】三一節を控えて光復会長は殉国烈士に恥ずかしくないのか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.15 10:56
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金元雄(キム・ウォヌン)光復会長の不正事件がますます深刻な様相に達している。10日、発表した国家報勲処の特定監査で光復会が秘密資金を作って一部を金会長の通帳に振り込んだ後、現金化した事実が明らかになった。この資金で金会長の韓服と洋服を買って散髪代を支払うなど個人用途で使ったというのが監査結果だ。報勲処が確認した秘密資金は6100万ウォン(約587万円)に達する。自身が設立した協同組合である「許浚(ホジュン)薬草学校」の工事費と装飾品の購入にも秘密資金を使った。骨材採取事業体が光復会の事務室と什器を5カ月間無料で使った事実も明るみに出た。この会社は金会長の親戚・姻戚と関係があるという。骨材事業に関連して光復会長の名義で国防部と京畿道驪州市(キョンギド・ヨジュシ)に何度も協力公文書を発送した事実など疑惑が一つや二つでない。

特に、独立有功者子孫奨学事業のために始めた国会カフェ収益事業(ヘリテージ815)の収益金を不当に使ったせいで事業自体に対する承認中止の手続きが進められている。光復会長の不正による被害が独立有功者の子孫に戻ることになった。ここまで来ると、金会長は謝罪して退くべきだ。

 
ところが、金会長は部下職員のせいにしながら持ちこたえている。無責任な態度に腹が立った光復会改革会などは明日から汝矣島(ヨイド)光復会館4階で金会長の退陣を求める座り込みを始めると明らかにした。金九(キム・グ)先生の初孫である光復会のキム・ジン代議員は「金会長は直ちに退くべきだ」として警察の迅速な捜査を求めてきた。

不正疑惑が浮上した直後、金会長側は「ある部長が過去2年間金会長に認められるために随行秘書に接近して金会長の洋服代・散髪代・推拿療法治療費の一部を支払うなど、行き過ぎた忠誠を見せてきた」とし、「この事実に一歩遅れて気付いた金会長はこれを全部支払った」と主張した。

報勲処側は今回の監査で金会長の主張に対しても徹底した検証を経て捜査依頼を決めたと明らかにした。たとえ金会長の主張が事実だといっても、部下職員が自身のために深刻な不正を犯したとすれば、道義的な責任を負うのが常識だ。ところが、むしろ居直りで事態を悪化させている。

2週後には三一節(独立運動記念日)だ。光復会長は三一節行事で核心的な役割を果たす。独立有功者子孫のための事業を不正に汚して捜査船上に上がった金会長が昨年記念式のように独立宣言文を読み上げれば殉国烈士に対する侮辱に他ならない。

金会長は就任以降、秋美愛(チュ・ミエ)前法務部長官をはじめ、与党要人に「独立活動家崔在亨(チェ・ジェヒョン)賞」を授与するなど政権寄りの行動で一貫してきた。このような理由で捜査をためらうなら、愛国烈士に大きな罪を犯すのだ。政府は光復会でこれ以上の醜いことが繰り返されないように迅速な措置を取るべきだ。

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