エヌビディア・ARMの合併が白紙化…ハードルが高くなった半導体M&A
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.09 10:11
半導体業界の焦眉の関心事だった米国エヌビディアと英国ARMの買収・合併(M&A)がついに失敗に終わった。寡占を懸念した主要国規制当局に足を引っ張られた。「半導体自国主義」が拡大して今後半導体業界の「ビッグディール(大型M&A)」は実現することが難しいだろうという見通しが出ている。
8日、フィナンシャル・タイムズ(FT)など外信はエヌビディアがARMの買収を公式にあきらめたと報じた。ARMは孫正義会長が率いるソフトバンクが最大株主である半導体設計専門会社だ。ソフトバンクは2016年320億ドルでARMを買収したことがある。
両社の合併白紙化はある程度予告されていた。2020年9月エヌビディアがソフトバンクからARMを400億ドル(約4兆6200億円)で買収すると発表し、関連業界では直ちに反対の声が上がった。モバイルとグラフィックチップ分野の絶対強者である両社が一つになる場合、寡占が懸念されるという理由だった。