「五輪韓服議論」、外信も関心…ロイター「韓国が憤怒した」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.07 16:42
北京冬季五輪の開会式で起きた韓服をめぐる議論に外信は「韓国が憤怒した」(ロイター)、「韓国人はこうしたことに長い間イライラを感じてきた」(CNN)として韓国政界の反応と今回の議論の背景を伝えた。これに先立ち4日に北京で開かれた五輪開会式で韓服を着て三つ編みにした女性が中国56の民族代表の1人として登場した。中国は朝鮮族を自国の少数民族に公式に含めており、韓服をはじめ、「カッ」と呼ばれる帽子、サムルノリなどを中国内の少数民族文化として表現してきた。
CNNは5日、今回の議論と関連し、「伝統衣装である韓服など韓国文化を中国が自分のもと専有しようとすることに韓国人は長くイライラを感じてきた」と伝えた。与党「共に民主党」と野党「国民の力」が出した声明も詳細に伝えた。これに先立ち民主党は「中国は2001年6月から『東北工程』という名前で少数民族である朝鮮族を前面に出し高句麗や渤海など過去に東北3省地域で起きた全てのことを中国の歴史に編入しようと試みてきた。世界が注目する五輪で中国が図々しく文化を盗むことは無視できない」とした。「国民の力」は「(中国が)いったい大韓民国をどれだけ軽く見れば全世界の人々が見守る五輪開会式で文化工程をこれ見よがしに広げて見せられるのか」として韓国政府の対策を促した。
ロイター通信は「発酵したハクサイで作った韓国のおかずであるキムチや韓服と呼ばれる韓国伝統衣装など、韓国文化の一面の起源が中国にあるという最近の中国人の主張に韓国が憤怒を表出した」と報道した。「中国が韓国文化を自国文化のように紹介したことは今回が初めてではない、私たちの文化をほしがるな」という民主党の李在明(イ・ジェミョン)大統領候補の発言を伝えたりもした。その一方で「中国には200万人前後の朝鮮族が居住しており、そのうちの半分は北朝鮮国境の中国側に居住し言語と文化が公式な保護を受ける少数民族」と状況を説明した。