【社説】米国の利上げ予告だけで揺り動かされる韓国経済
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.28 13:14
米国が利上げの信号弾を打ち上げた。昨年から繰り返して予告されてきた衝撃が現実化している。米連邦準備制度(FRS)は25~26日(現地時間)今年初めて連邦公開市場委員会(FOMC)を開いて金融緩和終了方針を明らかにした。会議を終えて非対面で行われた記者会見に出席したジェローム・パウエル議長は「中央銀行の最高責務として雇用市場安定の目標を最大まで達成した」とし「その間の事実上ゼロ金利政策は有効だったし、経済環境の変化にともなう適切な措置を取っていく」と明らかにした。
これまでローレンス・サマーズ元米財務長官など専門家のインフレーション警告にもFRSは慎重な姿勢を堅持してきた。いい加減に金利を引き上げては生き返っていた景気が後退する恐れがあるという理由からだ。だが、米経済は新型コロナによる衝撃と世界サプライチェーン大乱が重なり急激なインフレーションに直面している。失業率は3.9%まで落ちたが、昨年12月消費者物価指数は7%に達した。FRSの目標値2%を大きく上回り、40年ぶりに最高となった。