「北朝鮮の金一家3代が信任」李用茂元国防委員が死亡…「胸痛む損失」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.28 10:47
金日成(キム・イルソン)・金正日(キム・ジョンイル)・金正恩(キム・ジョンウン)3代にわたって北朝鮮国防分野で活動してきた李用茂(イ・ヨンム)元国防委員が死亡した。97歳。
朝鮮中央通信は28日、訃告を通じて「李用茂同志は急性心筋梗塞で2022年1月27日午前8時40分、97歳を一期として悲しくも逝去した」と伝えた。
通信は「李用茂同志は偉大な首領・金日成同志と偉大な領導者・金正日同志の忠実な革命戦死であり、敬愛する金正恩同志の深い信頼と恩情の中でその一生を輝かせた革命家」とし「党と人民にとって胸が痛む損失」と明らかにした。
「金日成一家」の親戚でもある李用茂氏は、1973年に軍上将進級と同時に総政治局長となり、金正日と共に過ごすなど金親子から同時に信任を受けた。
李用茂氏は1992年には金日成勲章を、2012年には金正日勲章を受けたほか、金正恩国務委員長の執権後も国防委員として活動した。
李用茂氏は昨年1月第8次党大会記念閲兵式を国家元老の資格で参観し、党大会慶祝大公演を観覧していたことが確認されてからは公式席上に姿を現さなくなった。
通信は「政治部隊隊長から師団政治部長、師団長に至るまで人民軍の各級部隊で軍事政治のイルクンとして働いてきた同志は、党の基礎固めの時期に朝鮮人民軍総政治局副局長兼組織部長、第1部局長、総政治局長の職責を歴任しながら傑出した貢献をした」と評価した。
続いて「およそ20年間、国防委員会副委員長の重責で高い責任性と指導能力を発揮した」としながら李用茂氏が土地整理事業に大きな功労があったと付け加えた。