「韓国政府、外交的役割はなかった」…イラン抑留の船社、政府相手取り訴訟
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.28 07:36
昨年1月、ホルムズ海峡でイラン軍に拿捕されて95日ぶりに解放された「韓国ケミ号」の船社側が韓国政府を相手取って26億ウォン(約2億5000万円)の損害賠償訴訟を起こしたことが一歩遅れて分かった。その間、政府の積極的な交渉のおかげで船舶が解放されたと伝えられたが、実は政府の努力はなく、船社側が巨額の賠償金を払って解放されたため、政府がその損害を賠償してほしいという主張だ。
27日、中央日報の取材によると、韓国ケミ号の船社である「DMシッピング」は昨年9月政府を相手取ってソウル中央地裁に26億ウォン規模の損害賠償請求を提起した。
DMシッピングは訴状を通じて「韓国ケミ号が拿捕された当時、イラン政府の強要により船舶の海洋汚染事実を認める合意書に署名して巨額の賠償金を払った後に解放された。この過程で韓国政府関係者は同席しただけで、義務を果たせなかった」という旨の主張をしたという。