「米政府、すべての変異株に効果ある汎用ワクチン開発中」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.27 14:06
米政府がすべての新型コロナ変異株に効果がある「汎用ワクチン(universal vaccine)」を開発中だと、ABCニュースが26日(現地時間)報じた。従来の新型コロナワクチンは変異株によって効果に大きな差があるが、どの変異株にも通用するワクチンを作るということだ。
米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長はこの日、ホワイトハウスで会見し、「新型コロナウイルス発生後、アルファ・ベータ・ガンマ・デルタ・オミクロンの5種類の懸念される変異株が出てきた」とし「したがって革新的な接近方式が必要だ」と述べた。続いて「米政府は汎用ワクチン開発のために複数の機関にこれまで研究費4300万ドル(約517億ウォン、約49億円)を支援した」と明らかにした。
専門家らは変異を繰り返すコロナウイルスに対抗する理想的な対応策として汎用ワクチンの開発を挙げてきた。新型コロナワクチン接種率が高くてもワクチン回避力が強い変異株が登場すれば新型コロナが再拡大するからだ。