サムスン電子、中国西安半導体事業場28日ぶりに正常化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.26 14:20
サムスン電子の中国西安半導体事業場生産ラインが26日、正常化した。
この日、サムスン電子は西安事業場の生産ラインが現地の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)防疫状況が緩和されたことを受けて正常化したと明らかにした。
生産ラインを縮小運営すると発表してから28日ぶりだ。
これに先立ちサムスン電子は新型コロナの拡散で西安に封鎖令が下されると、先月29日から西安工場の生産ライン2本の縮小運営に入った。
だが、最近封鎖が事実上解除されたことを受けて生産ラインも正常に稼動できるようになった。サムスン電子の西安工場は、サムスン唯一の海外メモリー工場で、サムスンのNAND型フラッシュメモリー生産量の40%ほど、全世界NAND型フラッシュメモリー生産量の10%ほどを担当している。
当初業界では西安に対する封鎖令が長期化する場合、メモリー半導体市況とグローバルサプライチェーン(供給網)に影響を与えるだろうとの見方もあった。だが、台湾の市場調査機関TrendForceなどは封鎖が現地工場の運営に大きな影響を与えず、NAND価格に及ぼす影響も制限的だと分析した。
サムスン電子は「法人と協力会社役職員の健康と安全には異常はなく、役職員の献身的な努力で顧客サービスにも支障が発生しなかった」と説明した。