欧米発の「エンデミック」楽観論にも、専門家ら「韓国の状況は違う」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.26 07:24
新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が世界的に拡大する中、すでに一度嵐が過ぎ去った国を中心にエンデミックに転換する可能性が慎重に提起されている。韓国の防疫当局もこうした楽観論に同意する立場を出した。ただ一部専門家はただ楽観することはできないと指摘した。韓国の防疫状況とワクチン接種率を考慮すると、海外とは流行の様相が異なって現れる可能性が大きく時期尚早という主張だ。
海外の専門家らがエンデミックの可能性を示したのは、オミクロン株の感染力のためだ。感染力がデルタ株の3倍に達するだけ、急速に大規模感染が起き自然免疫を獲得した人が増えている。世界保健機関(WHO)欧州地域事務局のハンス・クルーガ事務局長は23日、「3月までにオミクロン株が欧州の人口の60%に感染するだろう。これはこの地域の新型コロナウイルス大流行が最終段階に向かっていきつつあるということを意味する」と話した。