【コラム】社会的信頼がなければコロナ災害の克服は難しい=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.25 13:48
災害時の心理的変化を図式化すると次のようになる。
(1)災害が襲う前から警告と危険の信号を感知して不安を次第に感じて(2)災害が発生して衝撃と混乱・恐怖を経験するが(3)災害直後には利他主義的で英雄的な行動が現れて集団凝集力が強まる。(4)同時に社会構成員が助け合ったり支え合って強い社会的結束力を経験し、危機を克服できるという楽観的希望を持つようになる。(5)しかし時間が次第に経過してエネルギーが消耗し、忍耐力が落ち、現実の苦衷に直面すると、その間維持してきた希望が崩れ、期待に失望し、否定的で批判的な態度とともに怒りと憂鬱を感じるようになる。社会的分配が自身に不公正だと感じて不満が大きくなり、社会的結束が緩んでそれぞれ生き残りの利己的な生存の道に入る。フェイクニュースに影響されて混乱と葛藤を感じることもある。(6)そして長い回復の時間の間、時には感情の起伏を経験して社会を新たに構成していく。