NYT「ウクライナ周辺に米軍増派検討…5万人以上になる可能性も」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.25 08:46
ウクライナで軍事的緊張が高まる中、米国が東欧とバルト海沿岸の北大西洋条約機構(NATO)加盟国に数千人の兵力を増派することを検討しているとニューヨーク・タイムズが23日に報道した。この日米軍の軍事支援品第2便もウクライナに到着するなどロシアと西側諸国間の軍事的対立が激化する様相だ。
同紙によると、米国防総省高官は22日の非公開会議でバイデン大統領に戦艦と航空機を含む1000~5000人の兵力を東欧とバルト海沿岸のNATO加盟国に増派することを提案し大統領の裁可を待っている。ある当局者は「状況が悪化する場合、派兵規模が10倍に増加することもある。大統領が早ければ今週中に決断を下すだろう」と話した。
米国が自国の兵力増派まで考慮するのは、最近相次いで軍事な動きを見せるロシアに強力な警告を送る意味合いとみられる。同紙は「バイデン大統領は昨年夏に20年にわたるアフガニスタンとの苦渋の決別後、別の国際紛争に巻き込まれることを忌避してきた。ロシアを狙ったこうした案が確定する場合、最近まで彼が取ってきた節制された態度に重要な変化となるだろう」と説明した。