「技術流出20兆ウォン」なのに…サムスンマン、また中国行き…韓国政府が格別対策
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.21 10:37
サムスン電子元社長の半導体専門家Aさんが2020年中国半導体企業経営陣に合流すると韓国産業界は大騒ぎになった。サムスン電子LCD事業に長く身を置いていたAさんの中国行きが韓国半導体産業に脅威になりかねないと懸念したためだ。Aさんだけでなく、現職または退職専門人材の海外進出が相次ぎ技術流出防止が緊急課題となった。
20日、国務総理室によると、韓国政府は先月22日に金富謙(キム・ブギョム)首相の主宰で科学技術関係長官会議を開き、「国家必須戦略技術選定および育成・保護戦略」を議決した。韓国政府は世界的な競争力を持つ主要技術を国家核心技術に指定して先制的に保護することにした。また、核心技術を管理する人材流出を防ぐために海外離職制限が必要な核心人材関連データベース(DB)を構築し、出入国状況をモニタリングする方針だ。
特許庁や国家情報院などによると、最近5年間の核心技術海外流出事例は121件あり、これによる被害額は20兆ウォン(約1兆9100億円)に達する。