ブースター接種2週間後に「オミクロン株無力化抗体」最大29倍増えた=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.20 17:55
韓国国内でファイザー製の新型コロナウイルスワクチンで3回目の接種をした人の血液を分析したところ、オミクロン株を無力化する中和抗体の量が接種以前より最大29倍に増えることが明らかになった。
国立保健研究院国立感染症研究所は20日、韓国の20~59歳の新型コロナウイルスワクチン接種者35人を対象に調査したところ、3回目の接種から2~3週間後にオミクロン株を無力化する中和能が増加することが明らかになったと明らかにした。オミクロン株に対する中和抗体価(ウイルスの感染を中和させ予防効果を誘導する抗体の値)は接種前と比べ10.5~28.9倍、デルタ株に対しては14.3~21倍に増加した。
ワクチン別に見ると、ファイザーで1・2回目の接種をした後にファイザーで3回目の接種をした10人の場合、接種前にはオミクロン株に対する中和抗体価は39だったが3回目の接種後には660と17倍に増えた。アストラゼネカで1回目の接種をした後、2回目にはファイザーを打った交差接種者は3回目の接種前の中和抗体価26から接種後には272と10.5倍に上がった。アストラゼネカで2回接種した人は3回目の接種前に中和抗体価が9にすぎなかったが、接種後は260と28.9倍に増えた。