【噴水台】ティースプーン工事=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.19 15:49
昨年9月に開通したワールドカップ大橋は2010年に着工した。2015年の完工が目標だったが、予算の投入が進まず、部分開通まで11年という歳月がかかった。連結道路まで含む完全開通は今年12月が目標だ。最初の計画より7年も遅れ、「ティースプーン工事」と呼ばれている。工事があたかもティースプーンで土を掘るほど遅いという、一種の新造語だ。呉世勲(オ・セフン)ソウル市長も「ティースプーン予算配分という批判が出ている」とため息をついた。
ティースプーン工事の事例はワールドカップ大橋だけでない。1995年に計画した水仁(スイン)線(水原-仁川)複線電鉄事業は工事だけで15年以上もかかった。2004年に着工したが、開通予定日が2013年から2017年、2021年まで延期された。最近開通した釜山(プサン)-蔚山(ウルサン)複線電鉄(65.7キロ)も当初は2010年が開通目標だった。10年以上も工期が遅れた。莫大な資金が必要な社会間接資本(SOC)工事に予算が少しずつ投入されるからだ。