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【コラム】「権力分けるほど権威高まる、帝王的大統領制と決別する時」=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.19 09:55
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――それで東洋哲学に旋回したのか。

「事実マルクスの共産社会も孔子の大同社会も目標は似ている。ただ理想社会に到達する方法論が正反対だ。暴力闘争で到達しようとすれば血だらけの政治になり、礼と義で到達しようとする政治は相手方を尊重する寛容の政治になる」。

 
◇「天下を領有しても関与はしない」

黄教授は若い時期にそのように深く掘り下げたマルクスを「意味のあるように間違った人」と表現した。「間違ったこと」は見ずに「意味」だけ求める一部の知的風土を警戒する言葉に聞こえた。

孔子哲学の観点から見ると韓国政治には致命的な問題が見つかる。帝王的大統領制だ。『論語』泰伯編に「天下を領有しても天下のことに関与しない(有天下而不与党)」という言葉が出てくる。これは17世紀の英国でテンプルが話したように「王は君臨すれど統治はせず」という思想につながり、君主の権能を制限し内閣制に発展したと黄教授は説明する。帝王的大統領は「有而不与」思想に逆らうものだ。

――かなり以前から「分権型大統領制」への改憲を主唱してきたがどんな内容なのか。

「大統領が行政権を持つようになっているがこれを変えなければならない。首相は国会多数党の指名で選び行政首班として釘を刺そうということだ。大統領は外交・国防・対北朝鮮政策の3種類を専業するようにする。すると外交安保政策を超党派的に運用し国家元首としての尊厳と権威を持つことができる。いま国民の40%を少し超える支持で大統領になれるが当選した瞬間から少しでもミスをすると反対党の批判で権威どころか満身瘡痍になるのではないか。分権すれば権力は分けられるが権威はさらに高まる」。

――首相が閣僚提案権を持つようになっている憲法規定だけしっかり守るだけでも帝王的大統領の弊害を減らせるという主張がある。

「錯覚だ。大統領が自分の言葉に従わなければ首相を切り捨てればそれまでではないか。韓国の憲法には『首相は大統領を補佐して内閣を総括する』となっている。換言すれば憲法上首相の地位は大統領の補佐官だ」。

――現実的に改憲が難しいならば次期大統領は次善策としてどのようにすべきだろうか。

「孔子思想の核心は寛容と重用だ。いま韓国の政治は保守進歩間の対立が激しくて相手方を排斥する。対決政治は必ず正常化しなければならない。新大統領当選者は『次期政権を構成する人材を天下から求める』という人事原則を公開宣言し、閣僚を左右・保革の陣営に分けず、▽人望ある中道的人物▽政治的比重ある進歩・保守者▽実力がある実務型など、多様な人物群で構成しなければならない」。

◇文在寅政権の対北朝鮮政策のミス

――文在寅政権はどのように評価するか。

「経済政策が誤ったということはだれもが知る話だが、私が見るに対北朝鮮政策も誤った。文在寅政権の政策は太陽政策ではなく月光政策に変質した。大統領の姓(Moon)になぞらえた言葉ではなく、第2次大戦直前に英国のチェンバレンがヒトラーにしたような融和政策一辺倒という話だ。対話の手綱を放してはならないが、時には切らなくてはならない。北朝鮮が極超音速ミサイルを撃てば韓国は対策として先制攻撃の準備ができていると刀を見せる必要がある。それを好戦的だと主張するのが誤りだ。もともと太陽政策は挑発を防ぐ力と意志を持ち、その基盤の上で北朝鮮と交流協力することだ。対決政策に戻ろうということではもちろんないが、いまの政策でもだめだ。孔子は戦争に反対したが不仁者、すなわち戦争を起こそうとする者は容認してはならず、戦うならば勝たなければならない(戦即必勝)とした。そのため経典に数えきれないほど出てくる言葉が有備無患だ」。

――それでは北朝鮮の核にどのように備えるべきなのか。

「韓米原子力協定を改定しプルトニウム再処理権を持たなければならない。核拡散防止条約(NPT)には核主権に差別はないとされている。日本に再処理の権利があって韓国にないのは差別だ。再処理権を持てれば有事の際に韓国の技術で数カ月以内に核兵器を作ることができる。これだけで北朝鮮に対する抑止力になる。核均衡とはいずれにせよ互いに想像を通じて心理的恐怖を感じ牽制するものだ」。

イェ・ヨンジュン/論説委員

【コラム】「権力分けるほど権威高まる、帝王的大統領制と決別する時」=韓国(1)

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