韓国空軍「殉職したF-5操縦士、民家を避けようと最後まで操縦かんを手放さなかった」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.13 13:11
11日、墜落事故によって殉職したF-5E戦闘機の操縦士が民家を避けるために操縦かんを最後まで手放さなかったことが分かった。13日、空軍は「事故調査結果、故シム・ジョンミン小領(28,大尉から1階級特進)が民間人への被害を防ぐためにこのような行動をしていた情況が捉えられた」と明らかにした。
事故機の墜落地点は住宅数軒が集まっている集落からわずか100メートル程度離れたところだった。当日、事故機は水原(スウォン)基地を離陸して上昇していたところ、航空機の左右エンジンに火災警告灯が点灯し急降下した。
空軍は「当時、機体が急降下していたため、シム小領が操縦かんを最後まで手放さないまま苦しい呼吸をしていた情況が飛行自動記録装置にそのまま入っていた」と伝えた。