韓国は法・技術に壁、動物臓器移植にはまだ遠い
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.12 10:06
生きている人間にブタの心臓を移植する初めての手術が米国で行われた中で、韓国でも動物の臓器を人間に移植しようとする研究が盛んに行われている。ゲノムを編集したブタの臓器を種が異なる動物に移植する「異種移植」研究を通じて臓器不足問題を解消しようとする取り組みだ。
11日、韓国農村振興庁傘下の国立畜産科学院によると、現在韓国ではブタの心臓・角膜などを霊長類(サル)に移植する研究を進めている。2016年に畜産科学院と建国(コングク)大学病院のユン・イクジン教授チームは遺伝子の形質を改変したブタの心臓をサルに移植することに成功した。当時、ブタの心臓を移植されたサルが60日間生存したことが、韓国内における異種間心臓移植手術の中で最長記録だ。