「私の体の中でブタの心臓が動いている」 世界で初めて米国で移植成功
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.12 09:29
世界で初めてブタの心臓を人に移植する手術が米国で成功したとニューヨーク・タイムズ(NYT)などが10日(現地時間)、報じた。動物臓器移植は、主に寄贈に依存している臓器移植分野で画期的な事件だという評価だ。
メリーランド大学メディカルセンター(UMMC)は7日、8時間の手術の末に心臓病末期患者のデービッド・ベネットさん(57)に遺伝子組み換えブタの心臓を移植したと10日、明らかにした。手術を担当したバートリー・グリフィス博士は「心臓の拍動も血圧もすべて正常」としながら「ブタの心臓は完全に彼のもの」と話した。グリフィス博士は「今回の成功で臓器不足の解決に一歩近づいた」とし「世界で初めて行われたこの手術が、今後患者にとって重要な新しい選択肢になるだろう」と期待を寄せた。メリーランド大学異種移植専門家のMuhammad Mohiuddin氏は「この手術に効果があるなら、苦しんでいる患者に遺伝子組み換え臓器が今後ずっと供給することができる」と話した。だが、外信は最終的な成否を判断するのはまだ早いと伝えた。