「Kビューティーの黄金期が終わろうとしている」 韓国から相次いで撤退する有名ブランド
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.05 07:09
韓国化粧品産業の勢いに陰りが見え始めている。オフラインショップは相次いで店を閉め、新規化粧品ブランドは次々と撤退手順を踏んでいる。「Kビューティー(韓国化粧品)」の商売がうまくいくと聞いてファッション・流通業社が無分別に参入したうえに、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)まで重なって二重苦を味わっているためだ。
4日、流通業界によると、大手スーパー「emart(イーマート)」は「鄭溶鎭(チョン・ヨンジン)化粧品」とも呼ばれているメーキャップ化粧品ブランド「stonebrick(ストーンブリック)」事業を先月整理した。スタートから2年だった。新世界グループの鄭溶鎭副会長は、これに先立って化粧品ブランド「SCENTENCE(センテンス)」とヘルス・アンド・ビューティー(H&B)ストアの「boots(ブーツ)」で苦杯をなめたことがある。
ファッション企業も化粧品事業からの撤退を急いでいる。KOLON(コーロン) FnCは化粧品ブランド「LIKEWIZE(ライクワイズ)」を今月31日まで運営することにした。化粧品業界関係者は「過去7~8年間、多くのファッション企業がデザインの強みをベースに化粧品事業に進出してコンセプト差別化競争が激しかった」と伝えた。