【社説】企業投資を生かしてこそ雇用も成長もやってくる=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.04 12:09
新年、財界の新年の辞のキーワードは「変化」と「挑戦」だ。現代車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長は「今年は『可能性を顧客の日常』として実現する年」とし、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長は「偉大な挑戦精神で『新しい時間のフロンティア(開拓者)』になろう」とした。LGグループの具光謨(ク・グァンモ)会長は「考えと働き方の革新」を強調した。「勇気のある挑戦」に言及したロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)会長と「風が激しいほど弓をさらに強く引かなければならない」といった韓火(ハンファ)グループの金升淵(キム・スンヨン)会長の新年の辞も目を引く。
今年の経済はすべてが地雷畑となっている。対内的に大統領選と地方選挙を控えてポピュリズム公約があふれて心配だ。税引きの甘い政策だけが相次ぎ発表され、税金をさらにおさめて財政を堅固にするという大統領選候補は見当たらない。選挙が終わって「真実の瞬間」が近づけば、誰かは財布を開いて請求書を抱え込まざるを得ない。差し迫った米国の利上げなど対外的な環境も鋭意注視しなければならない。世界経済で吹く台風の行方を小規模な開放経済であるわが国が変えることは難しい。シートベルトを締めて十分に備えてこそ被害を減らすことができる。