「水泳亡命」韓国軍第22師団、また突破される…「鉄柵越北」3時間気づかず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.03 07:11
昨年、「水泳亡命」事件が発生した江原道高城郡(カンウォンド・コソングン)統一展望台の近くで元旦の夜に越北事件が起きた。何者かが鉄柵を越えたにも関わらず、韓国軍は3時間近く状況さえ把握することができなかった。
該当地域の警戒にあたっている韓国陸軍第22師団では「ノック亡命(2012年10月)」や「柵越え亡命(2020年11月)」「水泳亡命(昨年2月)」など、警戒の失敗が続いている。軍当局は事件が発生するたびに警戒強化を約束したが、再び脆弱地で越北事件が発生して批判を避けることが難しくなった。
そのうえ北朝鮮軍が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の伝染を防ぐために国境地帯での銃殺をはばからない状況で、韓国政府と軍は越北者の生死さえ確認できずにいる。軍当局は「わが国民と推定される越北者の身辺保護のために、2日朝、北朝鮮に対して通知文を発送した」と明らかにした。