世界一日あたり感染者160万人新記録…WHO「急増の“津波”来る」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.31 07:46
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の新しいウイルス「オミクロン株」が拡散している中で、世界の一日あたりの感染者がパンデミック(大流行)開始以降、歴代最高の160万人を超えた。米国・英国・フランス・スペイン・イタリアなどが連日歴代最高記録を更新し、世界保健機関(WHO)が「感染者急増の津波が来ている」と警告した。それでも隔離者の急増が経済活動に及ぼす悪影響を考慮し、英国や米国に続いて一部の欧州国家も密接接触者の自宅隔離期間の短縮に乗り出した。
29日、国際統計サイト「Worldometer」が集計した全世界の新型コロナ感染者は160万6530人を記録した。前日の記録(122万人)から30%以上増えた。
フランス保健省によると、29日、同国の新規感染者は20万8099人で歴代最高を記録した。英国も同日、新規感染者が18万3037人で、前日に比べて1万4731人増えた。スペイン(10万706人)やイタリア(9万8030人)でも一日あたり過去最多を記録した。米国も同日、新規感染者46万5670人で歴代最高となった。特にオミクロン株感染者が1週間の新規感染者の58.6%(25日集計)に達し、新型コロナの拡大を主導している。比較的安定傾向を維持してきた中南米でも再拡散の兆しが見え始め、アルゼンチンとボリビアの28日基準の新規感染者はそれぞれ4万2032人、4934人で歴代最高を更新した。