サムスン電子、結局中国・西安の半導体ライン縮小
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.30 06:48
サムスン電子が新型コロナウイルスの集団感染で封鎖された中国・西安の半導体生産ラインを縮小した。7月にベトナム・ホーチミン工場が封鎖された時に工場内に大型テントまで設置して正常稼働に総力を挙げたこともあり、サムスン電子の今回の決定にともなう影響に市場の関心が集まっている。
サムスン電子は29日、「新型コロナウイルスの感染拡大傾向持続により中国西安事業所の生産ライン稼動を弾力的に調整している。これは従業員の安全と健康を最優先に考慮すべきという会社の経営方針に従ったもの」と明らかにした。続けて「世界の生産ライン連係を含んだ多角的な対策をまとめて顧客サービスに支障がないよう最善を尽くす」と付け加えた。ただサムスン電子関係者は「生産ライン投入人材を調整するものであり、シャットダウンや稼動中断ではない」と強調した。
サムスン電子西安半導体第1・第2工場はメモリー半導体のNAND型フラッシュを生産する。生産規模はサムスン電子で生産する全NAND型フラッシュの40%ほどである月25万枚程度という。サムスン電子の唯一の海外メモリー半導体工場で、第1工場は2014年、第2工場は昨年稼動を始めた。