南北オンライン会談もできないまま年を越す韓国政府…「年内終戦宣言」も事実上不発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.27 16:14
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政府が推進していた南北間の非対面オンライン会談が結局実現されないまま年を越すことになった。韓国政府内では文大統領の「外交的遺産」として南北オンライン首脳会談を経て来年2月の北京オリンピック(五輪)で終戦宣言を行う方案が有力に議論されていたが、年内にはその糸口すら用意するのが難しくなった。
韓国政府は今年4月から行われた首脳間の親書交換、7月の南北通信連絡線の復元および10月の再復元などさまざまな機会に乗じて北側にオンライン会談を繰り返し提案してきた。7月李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は「北側に映像会談システムの構築体系を議論しようと連絡事務所チャネルを通じて提案した」と直接明らかにした。「どうせなら対面会談が良いが、防疫に敏感な北朝鮮を会談場に誘導することさえできるなら、その場は非対面でも関係ない」というのが当時消息筋の伝言だった。