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世界3点だけの鈿漆器、日本聖書読書台…アジア漆工芸作品が1カ所に=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.21 10:29
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アジア地域で自生する漆の木が各国の多様な漆工芸芸術品に発展した姿を1カ所で見ることができる。21日から来年3月20日まで国立中央博物館特別展示室で開かれる「漆、アジアを塗る」特別展でだ。

展示場に入ると、長く垂れた布に数本の漆の木が映し出され、漆の木の幹から樹液を採取する姿が見られる。展示デザインを担当したパク・ヘユン専門経歴官は「漆の木の森を通り過ぎる感じで入場し、展示場の入口で原材料の感覚を持って入場できるようにした」と説明した。

 
「漆塗り」は漆の木の樹液を木、布、金属、革などに塗って耐久性を高める仕上げ方法だ。漆の木を傷つけて出てくる樹液は半透明な乳白色だが、酸素と触れて乾きながら浅黒い光沢のある透明な膜を形成する。この膜が水や虫を避け、熱による毀損と腐敗を防ぐ役割をする。韓国では高麗時代から器や小物などに漆をよく使用した。

漆塗りをすると黒や赤の色を帯びる。展示を企画した世界文化部のノ・ナムヒ学芸研究家は「なぜ黒や赤を主に使用したのかはまだ研究が必要な部分だが、今までの出土品は墓から出てきたケースが多い」とし「文化圏によって黒と赤に意味を込めて塗ったものとみられる」と説明した。完成した漆器にみられる光沢ある黒は漆に煤を混ぜて作り、赤に近い色は天然辰砂を混ぜて表現したと分析される。

今回の展示では日本から昨年戻った「螺鈿玳瑁漆菊唐草文盒」が初めて公開される。「螺鈿」は貝類の殻、「玳瑁」はウミガメの甲羅を削って作った装飾という意味だ。ノ・ナムヒ氏は「世界の残る3点の作品の中の1点で、螺鈿を薄く加工して付けて菊と蔓の曲線を描き、彩った甲羅で華麗に飾った高麗時代の螺鈿漆器技術の美しさを端的に見せる作品」と説明した。

今回の特別展では国内の作品だけでなく中国と日本、タイ、ベトナム、ミャンマーの作品も展示される。中国は漆を厚く塗り重ねた後に彫刻刀で模様を彫る「彫漆」技法を、日本は漆で描いた後に金箔をまいて器面に定着させる「蒔絵」技法をよく使う。ミャンマーは漆塗りの上にガラスを利用して飾り、ベトナムは螺鈿を付けるところの木を彫って精巧に制作したのが特徴だ。

アジアで育つ漆の木を利用した製品が欧州に輸出された痕跡も見ることができる。大航海時代以降、欧州に輸出するために日本で制作された漆器は「南蛮漆器」と呼ばれ、今回の展示には聖書をのせる書見台が公開された。東京国立博物館の所蔵品で、イエスを象徴する「IHS」の文字が前面に表現されている。ノ・ナムヒ氏は「アジア地域で育つ漆の木を利用した漆塗りが地域によってどのように多様に変貌するのかが分かるよう構成した」とし「中国の上海博物館と日本の東京博物館も関連作品を出品し、多彩に構成することができた」と説明した。

展示の最後には現代作家の漆工芸作品が白い壁を埋めた。作家ホ・ミョンウク氏が漆を利用して作品を制作する1年間を記録した映像も展示場で上映される。

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    世界3点だけの鈿漆器、日本聖書読書台…アジア漆工芸作品が1カ所に=韓国

    2021.12.21 10:29
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    国立中央博物館「漆、アジアを塗る」展示場の入口は漆の木の群落を通過するように演出されている。 キム・ジョンヨン記者
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