韓国、新規雇用の半数以上が「高齢者雇用」…昨年は38万件増える
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.07 17:58
昨年増えた60代以上の雇用が38万件に達することが明らかになった。新規雇用の半分を超える規模だ。経済活動を始める年齢である20代で雇用が2万件増える間に60代以上で増加した雇用はその19倍に達した。韓国政府が「公共雇用」という名前で高齢者雇用を増やした影響だ。
統計庁は7日、2020年雇用行政統計結果を発表し、昨年の全雇用は2472万件で、前年より71万件増えたと明らかにした。263万件の雇用が消滅する間に333万件が新たに増えた。雇用増加分のうち53.5%の38万件が60歳以上のいわゆる「高齢者雇用」だ。雇用総量は増えたとはいえ、政府の高齢者雇用事業がこれを主導しており、雇用の質は後退したという分析が出ている。