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【コラム】フィクション『地獄』と現実政治=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.07 12:03
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ドラマ『地獄が呼んでいる』を先週末に最後まで見た。ぞっとする死を呼ぶ地獄の使者、混乱を「神の意」として恐怖マーケティングをする新興宗教「新真理会」、無辜の被害者保護と実体究明に力を注ぐ人たち。吸入力のあるストーリーのためシリーズを見る6時間があっという間に過ぎた。

現実世界で起こるはずがない超自然的フィクションとして受け流すには軽くない響きがあった。新真理会の初代教祖チョン・ジンス役を演じた俳優ユ・アインは数日前のインタビューで「『地獄が呼んでいる』は現実と大きく変わらない」と語った。「集団の狂気・嫌悪・暴力は現実の中でも続いていると思う。検証されていない情報を盲信し、それを武器に他人を攻撃する現象もよく目にする」。

 
善と真理を独占したと信じる少数とこの人たちを盲信する勢力が加える暴力の正当化は歴史の中でも見られる。中世の宗教聖域化過程で犠牲が必要だった人たちの集団ヒステリーと判明した魔女狩り、人種嫌悪の化身ヒトラーと助力者が見せたナチの狂気、中国で毛沢東と共産党が紅衛兵を前面に出して行った暴圧的な文化大革命など。このように血を呼んだ狂風だけでなく、人々の理性をまひさせる教祖的・全体主義的な暴力性は、ユ・アインが言うように現実世界でもよく目撃される。権力争闘が最も激しく繰り広げられる大統領選挙という戦場ではなおさらだ。

与党・共に民主党で李在明(イ・ジェミョン)大統領候補の勝利のための『人間李在明』読書感想文キャンペーンが行われた時、「『民主』がない民主党の恥ずかしい崇拝政治」(正義党)などの批判に納得したが、候補を正しく知るという意味で必ずしも悪いことばかりではないという気もした。

ところでがその後の一連の流れは「民主党は民主政党なのか」という懐疑心を抱かせる。李候補の基本所得公約を繰り返し批判してきた李洛淵(イ・ナギョン)前代表側にいたイ・サンイ済州大教授が先月末、党員資格停止8カ月の懲戒処分を受けた。李候補と李前代表の熱烈支持者間の攻防があった民主党権利党員の掲示板は「党員間紛争の過熱」を理由に1日から閉鎖された。2019年に開設された当時、民主党が「電子民主主義に一歩近づいた」と自慢した掲示板だ。論争の末、6日に「実名制導入後に来年1月に再開」という結論が出たが、党内ですでに「反対の声を封じるのは退行的な政党の独裁的な姿」という糾弾が続いた後だ。

金容民(キム・ヨンミン)平和の木理事長は李候補のためのSNS広報活動を全数調査し、その順位をフェイスブックに公開したことで、派閥作りという声が高まっている。活動優秀議員21人を選び、下位議員80人の実名も羅列した。朴用鎮(パク・ヨンジン)民主党議員が「金容民氏が自らを権力化して民主党の分裂をもたらす」と批判すると、「選挙運動はそうでなくてもしたくないのに、なおさらさせないと? なら離党しなければ」と反論した。朴議員本人は優秀議員21人に含まれていた。

金理事長は自分を「国会議員らの仕事を少しやろうという政治家の端くれ」と言ったが、「離党しなければ」という言葉は腕章をつけた者の脅迫のように聞こえる。金理事長のフェイスブックには朴議員を誹謗する同調のコメントが多い。考えが異なる人を狙って世間に知らせ、その後に続いた文字爆弾などの集団的攻撃は見慣れた展開だ。

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    2021.12.07 12:03
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    キム・フェリョン記者
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