「英国オミクロン隔離費」4000ポンド爆弾…さらなる炎上を呼んだ粗末な隔離食
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.07 10:37
英国で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)のオミクロン株拡大を遮断するための入国者隔離措置が時ならぬ論争を巻き起こしている。先月25日(現地時間)、南アフリカ共和国などアフリカ6カ国を「レッドリスト」(渡航禁止国)に指定したことに伴うものだ。レッドリスト国から入国した旅行客には10日間「ホテル義務隔離」措置が取られているが、「人権侵害」という主張が出てきた。高額の隔離費用を政府が負担するべきだという旅行客と、国を守るための措置だったという政府間の立場が鋭く対立している。
5日、英国メディア「インディペンデント」によると、オーエン・ハンコックさん(35)とエミリー・メニーさん(30)の2人のカップルは先月休暇の折に南アフリカに行き、オミクロン株によって足止めを食らった。出国する時点では南アフリカは旅行が許可された「グリーンリスト」国家で、入国後の義務隔離が免除されていた。ところが帰国前日、南アフリカがレッドリストに入り、日程がめちゃくちゃになった。
2人は措置施行前に帰国して隔離措置を避けようとした。だが、すでに英国行きの飛行機券はすべて売れてなく、帰国後の隔離ホテルまで確保しないといけない二重苦を強いられた。やっとの思いで英国に戻ったが、10日間ホテルに隔離されて2人の隔離費用は4000ポンド(約60万円)という請求書まで受け取った。