340億ウォン大ヒット「染色シャンプー」…KAISTと食薬処が対立している理由=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.07 08:56
革新先端技術を利用して作ったシャンプーを巡り、韓国では大学・企業と政府が対抗している。最近、中・壮年層の間で話題になっているヘアカラー剤製造・販売会社「モダモダ」のシャンプーのことだ。モダモダはKAIST(韓国科学技術院)化学科のイ・ヘシン教授がポリフェノール研究・開発(R&D)を通じて作り出した世界初の染色効果シャンプーだ。皮をむいたリンゴが空気中に長く触れると茶色に変わるのと同じ原理を利用した。染色剤ではなくシャンプーだけを使用しているにもかかわらず白髪が黒褐色に変わる。頭皮炎症や視力低下など、染色による副作用がなく、普段髪の毛を洗う方法だけで染色効果を得ることができる。韓国内ではテレビショッピングやインターネットモールはもちろん、世界最大のECサイト「Amazon」でも販売しているが、今まで完売が続いている。
しかし、食品医薬品安全処が先月24日、モダモダの「プロチェンジ・ブラックシャンプー」に対して4カ月間広告できないように行政処分を下した。モダモダシャンプーが機能性化粧品ではないにも関わらず、製品の名称や製造方法、効能・効果などに関して機能性化粧品と間違って認識しかねない広告をしているという理由からだ。食薬処はまた、医薬品と間違って認識する恐れがある内容の広告をモダモダが出していると判断した。モダモダの広告は事実とは違っているか、あるいは部分的に事実でも全体的に見て消費者が間違って認識して騙される恐れがあると判断した。食薬処化粧品政策課のチェ・ミラ課長は「食薬処は現行の規定により、誇大広告をしたモダモダに行政処分を下した」と説明した。