米紙「中国、大西洋沿岸赤道ギニアに海軍基地建設計画」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.07 08:09
中国がアフリカ中西部の赤道ギニアに軍事基地の建設を計画しているという米情報当局の分析が公開された。大西洋沿岸に中国の軍事基地が建設されるのは初めて。この場合、米東海岸の向かい側に中国軍艦が常時駐留することになる。
ウォールストリートジャーナル(WSJ)は米国機密情報報告書を引用し、中国が軍事基地建設のために赤道ギニア政府の関係者と接触していると5日(現地時間)報じた。人口140万人の赤道ギニアは1979年からテオドロ・オビアン・ンゲマ・ムバソゴ大統領(79)が統治しているが、息子のテオドロ・オビアン・ンゲマ・マング副大統領(53)を後継者としている。親子は親中性向という。
報道によると、米国は2019年から中国が赤道ギニアに働きかけている点に注目してきた。軍事基地候補は最大都市の一つ、バータが有力だ。すでに中国はバータに商業港施設と高速道路を建設した。このためバータはガボンと中央アフリカ内陸をつなぐ交通・軍事要衝地となっている。ここに中国の軍艦が配備され、軍需品再武装と軍艦修理施設が入れば、米国にとって重大の脅威になる可能性がある。