恒大ショックに…中国、預金準備率0.5%下げ1兆2000億元供給
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.07 06:53
中国の中央銀行である中国人民銀行が金融緩和を実施する。中国人民銀行は6日、15日から銀行の平均預金準備率を8.4%から0.5%引き下げると発表した。人民銀行は今回の預金準備率引き下げを通じて1兆2000億元(約21兆円)の長期流動性が供給されるものと説明した。
人民銀行の預金準備率引き下げは7月に続き5カ月ぶりだ。原材料価格急騰とオミクロン株拡散にともなう景気萎縮が現実化したためだ。ここに米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレの懸念からテーパリングを早期終了する可能性が大きくなっている上に、中国の不動産企業恒大グループの債務不履行の可能性が事実上カウントダウンに入っており、景気安定に向け先制的対応に出たとみられる。